バス便物件って実際どう?住んで分かるリアルと注意点
結婚3年目、共働き夫婦の妻です。夫はIT企業勤務で週3日在宅、私は事務職で基本フル出社。去年の春に「そろそろ広いところに引っ越したいね」という話になり、物件探しを始めました。最初は当然のように「駅近物件」で探していたのですが、希望する条件(2LDK・55㎡以上・築15年以内)で駅近となると、家賃が15万円を軽く超えてしまうんですよね。共働きとはいえ、そこまでの家賃を払い続けるのは正直きつい...。
そんなとき、ふと「バス便物件ってどうなんだろう?」と思い立ちました。SUUMOで「バス15分」とかの条件を入れてみると、同じ条件でも家賃が10万円台前半で出てくるんです。「え、こんなに違うの?」と驚きました。でも、バス便物件って実際どうなの?ちゃんと生活できるの?という不安もあり、かなり調べ込みました。結局、私たちは駅徒歩18分(バス停徒歩3分)の物件を選びました。住んでみてもうすぐ1年。今回は、共働き夫婦がバス便物件に住んでみてわかったリアルをお伝えします。
1. バス便物件とは?その定義と背景
バス便物件とは、最寄り駅まで徒歩圏ではなく、バスを利用しなければならない立地の物件を指します。物件探しをしているとよく見かける「バス10分」「バス15分」というあれです。最初は「バス使うの面倒そう...」と思っていたのですが、調べてみると意外と悪くないかも?と思えるようになりました。主に次の条件が当てはまります。
- 最寄り駅まで徒歩20分以上
- 鉄道駅が存在しないニュータウンや郊外住宅地
- 駅までバスで10〜20分程度のエリア
日本では1960〜80年代にかけて、人口増加と住宅需要に応えるために多くのバス便住宅地が造成されました。私たちが住んでいるエリアも、まさにそういった「昔のニュータウン」の一角です。街並みは少し古いですが、緑が多くて、公園もあちこちにあって、子育て世代がたくさん住んでいる印象です。
こうしたエリアは現在も一定の人気があり、特にリモートワーク普及による再評価も進んでいます。「毎日満員電車に乗らなくていいなら、ちょっと郊外でもいいかも」という人が増えているのは、私たちと同じ考えの人が多いからかもしれません。
さらに最近では、リモートワーク・ハイブリッドワークの広がりによって、「通勤は少なくてもOK」という層が拡大し、バス便物件が選ばれる理由の一つとなっています。私たちの場合、夫が週3日在宅勤務なので、「毎日通勤するわけじゃないなら、広くて家賃が安いほうがいいよね」という結論に至りました。経済合理性と快適な住環境を両立させたい人には有力な選択肢です。
2. バス便物件の5つのメリット(実際に住んでみて感じたこと)
2-1 家賃が安い(これが一番大きい!)
駅近物件に比べ、家賃が15〜35%安いです。私たちの場合、駅近の2LDKは14〜15万円が相場でしたが、今住んでいるバス便物件は11万円。毎月3〜4万円の差があります。年間にすると40万円以上の節約。これ、かなり大きいですよね。
しかも、同じ家賃でも広さや築年数が全然違います。駅近で11万円の物件を探すと、1LDK・築25年とかになりますが、バス便なら2LDK・築10年で探せます。浮いたお金は貯金に回したり、ちょっといい家具を買ったり、旅行に使ったり。家賃を抑えることで、生活の余裕が全然違います。
2-2 広くて設備が整っている
郊外のバス便物件は敷地面積が広く、最新設備の導入も進んでいます。私たちの物件は65㎡の2LDKで、リビングが広くて、収納もたっぷり。駅近で同じ広さを探すと、予算を大幅にオーバーしてしまいます。
特に共働き夫婦にとって嬉しいのは、夫の在宅勤務スペースを確保できること。1部屋を書斎として使っていて、私がリビングでテレビを見ていても、夫は隣の部屋で仕事ができます。駅近の1LDKだったら、こうはいかなかったと思います。
2-3 自然が豊かで静かな環境
都市の喧騒から離れ、緑地や公園が多いです。うちの近くには大きな公園があって、週末は夫婦でジョギングしたり、のんびり散歩したりしています。駅前のゴチャゴチャした感じがないので、気持ちが落ち着きます。
夜は本当に静か。駅近に住んでいた頃は、夜中に酔っ払いの声が聞こえたり、飲食店の排気音が気になったりしましたが、今はそういうストレスがゼロ。朝は鳥の声で目が覚めることもあります(最初はびっくりしました)。
2-4 意外と通勤ストレスが少ない(条件次第)
バス通勤なら時間帯によっては座れることもあり、満員電車のストレスから解放されます。私の場合、始発バス停に近いので、朝は座って通勤できることが多いです。電車は満員でも、バスの中でメールチェックしたり、ニュースを読んだりできるので、時間を有効活用できています。
夫は週3日在宅なので、通勤するのは週2日だけ。「週に2回くらいならバス通勤も苦じゃない」と言っています。むしろ、通勤のある日は「ちょっと気分転換になる」とポジティブに捉えているみたいです。
2-5 生活コスト全体が低い
家賃だけでなく、スーパーや外食の値段も駅前より安いことが多いです。うちの近くのスーパーは、駅前のスーパーより1〜2割安い印象。毎日の買い物で少しずつ節約できるので、トータルの生活コストがかなり抑えられています。
あと、駅前のように「ついふらっとカフェに入っちゃう」ということがなくなりました(笑)。誘惑が少ないので、無駄遣いが減りました。これは予想外のメリットでした。
3. バス便物件の5つのデメリットとリスク(正直に書きます)
3-1 バスの本数と終バスの時刻
これが一番のデメリットです。平日日中や休日はバスの本数が極端に少なくなります。うちの場合、平日昼間は1時間に2〜3本、休日は1時間に1〜2本。終バスは22時半頃で、駅近に住んでいた頃と比べると、かなり早いです。
飲み会や残業で遅くなると、タクシーで帰ることになります。夫は「飲み会は早めに切り上げるようになった」と言っていますが、私は事務職で残業があまりないので、そこまで困っていません。ただ、急な残業があったときはヒヤヒヤします。タクシー代は3,000円くらいかかるので、月に数回使うと結構な出費に...。
3-2 遅延・運休リスク
バスは電車より遅延しやすいです。特に雨の日は道路が混むので、普段より10〜15分遅れることも珍しくありません。大事な会議がある日は、1本早いバスに乗るようにしています。
また、大雪や台風のときはバスが運休になることも。去年の大雪のとき、夫は「今日は在宅で」と言えましたが、私はどうしても出社しなければならず、駅まで徒歩で行きました(30分くらいかかった...)。天候リスクは駅近物件より高いのは事実です。
3-3 バス停から自宅までの道
バス停から自宅まで5〜15分歩くケースも多いです。うちはバス停から徒歩3分なので恵まれていますが、坂道があるエリアは大変そう。内見のときに、昼と夜の両方で歩いてみることをおすすめします。
私は最初、「夜のバス停周辺、暗くない?」と心配していました。実際に夜歩いてみたら、街灯はあるものの、人通りは少なくてちょっと怖い感じも。でも、うちの物件は3分で着くので、今は慣れました。10分以上歩く物件だったら、正直選ばなかったと思います。
3-4 買い物・医療機関の不便さ
周辺にスーパー・コンビニ・医療機関がないこともあります。うちの場合、スーパーは徒歩8分にあるので問題ないですが、コンビニは徒歩12分。「ちょっとコンビニ行ってくる」が気軽にできないのは、最初は不便に感じました。
病院も選択肢が少ないです。風邪くらいなら近くのクリニックで大丈夫ですが、専門的な治療が必要なときは電車で30分くらいの病院に行かなければなりません。体調が悪いときに移動が長いのはつらいですね...。ネットスーパーや宅配サービスを活用することで、ある程度カバーはできますが。
3-5 将来のことを考えると...
正直、将来のことを考えると不安もあります。人口減少・高齢化により、バス路線が縮小されたり、本数が減ったりする可能性もゼロではありません。今は便利でも、10年後、20年後はどうなるかわからない。
私たちは「子どもができたら、もう少し駅に近いところに引っ越すかも」と話しています。子どもの通学のことを考えると、バス便はちょっと心配なので。でも、今の段階では、夫婦2人でコスパよく快適に暮らすには、バス便物件はベストな選択だと思っています。
4. 共働き夫婦のケース別・生活シミュレーション
共働き夫婦といっても、働き方は様々です。私たちの周りの夫婦の話も聞きながら、ケース別にバス便物件の向き不向きを整理してみました。
両方フル出社の夫婦
- • 2人とも毎日通勤するなら、バス便はおすすめしにくい
- • 朝の混雑、終バスの時刻、遅延リスクが毎日のストレスに
- • 駅近で少し狭くても、時間と心の余裕を優先したほうがいいかも
片方リモート・片方出社(私たちのパターン)
- • リモートの人は通勤ストレスがほぼゼロ
- • 出社する人も「週に数回ならバスでもOK」と思える
- • 広い部屋で在宅勤務スペースを確保できるメリットが大きい
両方リモート or フリーランス
- • 通勤がないなら、バス便のデメリットはほぼ消える
- • 広くて静かな環境で、仕事の効率も上がる
- • 浮いた家賃でいい椅子やデスクを買える
私たちの生活リズム(参考までに)
- • 夫:週3日在宅、週2日出社(バス→電車で1時間弱)
- • 私:週5日出社(バス→電車で45分くらい)
- • 朝はだいたい同じ時間に出る日と、夫が在宅の日は私が先に出る日がある
- • 夜は私が先に帰ることが多く、夕飯の準備をしている
- • 週末は車で買い出しに行くことが多い(駐車場無料の物件を選んだ)
5. バス便物件を選ぶときのチェックポイント
私たちが物件を選ぶときに実際にチェックしたポイントをまとめました。これからバス便物件を検討する方の参考になれば嬉しいです。
平日・休日それぞれの時刻表をチェック。終バスが何時かは必ず確認してください。うちは22時半が終バスですが、もっと早いところもあります。
昼だけでなく、夜も歩いてみてください。街灯の有無、人通り、坂道など、実際に体感しないとわからないことがあります。
バス+電車のトータル通勤時間を計算。乗り換えの待ち時間も含めて考えましょう。Googleマップで調べられますが、実際に乗ってみるのがベスト。
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど、日常の買い物がどこでできるかを確認。ネットスーパーの配達エリアかどうかも調べておくと安心。
バス便エリアは車があると便利なので、駐車場の有無は重要。うちは駐車場無料の物件を選びました。都心だと駐車場代だけで月2〜3万円かかることもあるので、この差は大きいです。
バス便物件選びを効率化
バス便物件も含めて、あなたにピッタリの住まいを見つけましょう。クラベトコ賃貸なら、複数の候補から最適な物件を効率的に比較できます。通勤時間の計算も自動でやってくれるので、「この物件だとトータル何分?」がすぐわかって便利です。
今すぐ比較を始める →6. まとめ:バス便物件、私たちの場合はアリでした
バス便物件に住んでもうすぐ1年。正直に言うと、100点満点ではありません。終バスが早いのは不便だし、雨の日のバス遅延はイライラします。でも、トータルで考えると「選んでよかった」と思っています。
何より、家賃を抑えながら広い部屋に住めているのが大きい。夫の書斎スペースを確保できて、リビングも余裕があって、収納もたっぷり。週末は近くの公園を散歩して、静かな環境でリラックスできる。駅近のゴミゴミした感じがないのは、想像以上に精神的な余裕につながっています。
バス便物件は「人によって最適解が違う」ので、自分たちのライフスタイルに合うかどうかをしっかり考えることが大切です。毎日フル出社の夫婦には正直おすすめしにくいですが、リモートワークが入っている夫婦には十分アリな選択肢だと思います。
物件探しは大変ですが、妥協せずに自分たちに合う物件を見つけてください。私たちの体験が、少しでも参考になれば嬉しいです!
30代・共働き夫婦の体験談
結婚を機に引っ越しを検討。最初は「駅近が絶対」と思っていましたが、希望の広さで駅近となると予算オーバー...。試しにバス便物件を見学してみたら、同じ家賃で20㎡も広い物件が見つかりました。夫は週3日在宅、私は時短勤務なので、通勤の負担は限定的。バス停から徒歩3分という好立地も決め手になりました。住んでみて、広いリビングで過ごす時間が増えて、夫婦の会話も増えた気がします。デメリットもあるけど、私たちにとってはメリットのほうが大きかった。物件選びは「自分たちに合うかどうか」が大事だと実感しました。