週2〜3出社のハイブリッド勤務|どこに住むのがベスト?
「週5出社」から「フルリモート」まで、働き方の選択肢が広がった現代。特に多いのが週2〜3回出社のハイブリッド勤務ではないでしょうか。私たち夫婦も揃ってこの働き方をしているのですが、引っ越しを検討し始めてから「どこに住むのがベストなの?」という問いにずっと頭を悩ませてきました。
うちの場合、夫は週3出社で火・水・木がオフィス勤務、私は週2出社で月・木が出社日というスケジュールになっています。木曜日だけ二人とも出社なのですが、それ以外の曜日は微妙にずれているんですよね。夫が出社する日に私は在宅で仕事をしていて、その逆もある。つまり、二人揃って家にいる日もあれば、どちらか一人だけの日もある。この「ずれ」が物件選びを余計に複雑にしているように感じています。
この働き方では、「毎日通勤するわけではないから、多少遠くてもいいかな?」と考える人もいれば、「出社日の通勤ストレスを最小限にしたい」と考える人もいます。正直なところ、私自身もこの二つの考えの間で揺れ動いてきました。出社日数が減ったとはいえ、満員電車に乗る日のことを考えると「できるだけ近くに住みたい」という気持ちは消えない。でも一方で、せっかく在宅日が増えたのだから、その分の浮いたお金や時間を使って広い部屋に住んだり、環境の良いエリアに住んだりする選択肢もあるよなあ、と考えたりもするわけです。
結論から言うと、出社頻度によって「最適な通勤時間」は大きく変わります。今回は、ハイブリッド勤務者のための物件選びの考え方を、具体的な数値とともに解説します。特に私たちのような共働きDINKs夫婦が直面しがちな「広さより立地か、立地より広さか」という議論についても、実体験を交えながらお話しできればと思います。
1. 出社頻度別:年間通勤時間を計算してみる
まず、通勤時間の「コスパ」を考えるために、年間の通勤時間を計算してみましょう。私が物件探しを始めた頃、不動産サイトで「駅から徒歩5分」「オフィスまで電車で30分」といった情報ばかり見ていたのですが、ある時ふと「そもそも年間でどれくらい通勤に時間を使っているんだろう?」と気になったんです。週2〜3の出社だと、年間の通勤時間は週5出社の人とは全然違うはず。それなのに、毎日通勤していた頃と同じ感覚で「通勤時間は短い方がいい」と考えていた自分に気づきました。
【前提条件】年間出社日数の目安(祝日・有休考慮)
- 週5出社:約230日/年
- 週3出社:約140日/年
- 週2出社:約95日/年
- 週1出社:約47日/年
この出社日数をもとに、通勤時間30分と60分で年間どれだけ差が出るか見てみましょう。夫は週3出社なので年間約140日、私は週2出社なので年間約95日。二人合わせると年間235日分の通勤が発生することになります。とはいえ、週5出社の一人分とほぼ同じ日数なんですよね。共働きだから単純に2倍になるわけではなく、それぞれの出社頻度で考える必要があります。
| 出社頻度 | 通勤30分 (往復1時間) | 通勤60分 (往復2時間) | 年間差 |
|---|---|---|---|
| 週5出社 | 230時間 | 460時間 | 230時間 |
| 週3出社 | 140時間 | 280時間 | 140時間 |
| 週2出社 | 95時間 | 190時間 | 95時間 |
| 週1出社 | 47時間 | 94時間 | 47時間 |
ポイント
週3出社の場合、通勤時間30分と60分の差は年間140時間(約6日分)。週2出社なら約95時間(約4日分)です。週5出社と比べると差は小さくなりますが、それでも無視できない時間です。この数字を夫に見せたら「6日分って、けっこうな有給休暇だよね」と驚いていました。時間に換算すると、通勤時間の差がいかに大きいかがわかりますね。
2. 「通勤時間」と「家賃」のトレードオフ
ハイブリッド勤務の物件選びで重要なのは、通勤時間と家賃のバランスです。私たちDINKs夫婦がよく話し合うテーマでもあります。子どもがいないからこそ、学区や子育て環境を気にする必要がなく、選択の自由度は高い。その分、どこに価値を置くかで意見が分かれることも多いんですよね。
一般的に、都心に近いほど家賃は高く、郊外に行くほど安くなります。週5出社なら「通勤時間短縮」の価値が高いですが、週2〜3出社なら「家賃節約」に振り切る選択肢も現実的です。うちの場合、夫は「せっかく出社が減ったんだから、その分もっと広い部屋に住みたい。郊外でも1LDKから2LDKにグレードアップできるなら、そっちの方がいいじゃん」派。一方の私は「いや、出社日の朝がつらいのは変わらないんだから、通勤は短い方がいい。広さはそこそこでいいから、立地を優先したい」派。いわゆる「広さより立地か、立地より広さか」問題ですね。
【例】東京23区内 vs 郊外の家賃差
- 都心(渋谷・新宿近く)1K:月10〜12万円
- 23区外周(練馬・足立など)1K:月7〜9万円
- 近郊(川崎・船橋など)1K:月6〜8万円
※エリア・築年数により大きく異なります
仮に月3万円の家賃差があれば、年間36万円の節約になります。週2出社で通勤時間が30分長くなっても、年間95時間の増加。時給換算すると約3,800円/時間の価値があると言えます。この計算を見て、夫は「ほら見ろ、時給3,800円分の価値があるなら、郊外に住んで浮いたお金で美味しいもの食べたり、旅行に行ったりした方が人生豊かじゃない?」と主張してきました。確かに一理ある。でも私としては、出社日の朝に満員電車で1時間揺られる疲労感は、お金では測れない部分があるとも思うんですよね。特に月曜の朝なんて、週明けのテンションでただでさえしんどいのに、そこに長時間通勤が加わるとなると……。
ただし注意
この計算はあくまで「時間」と「お金」だけの比較です。通勤の疲労やストレス、出社日の生活リズムなども考慮する必要があります。私の場合、出社日は早めに起きて身支度をして、電車に乗って、オフィスに着いてからも一息つく時間が必要。単純に「通勤時間」だけでは測れない負担があります。それに、夫と私ではそもそも体力も違いますし、電車の混雑に対する耐性も違う。同じ「通勤60分」でも、感じる負担は人それぞれなんですよね。
3. ハイブリッド勤務者におすすめの立地戦略
出社頻度別に、おすすめの立地戦略を整理しました。これは私が実際に物件を探す中で、いろいろな物件を見て、いろいろな人の話を聞いて、自分なりにたどり着いた考え方です。もちろん、勤務先の場所や使う路線によっても最適解は変わってきますので、あくまで参考程度に見ていただければと思います。
週3出社の場合
おすすめ:通勤時間45分〜60分圏内
- 週の半分は出社するため、極端に遠いとストレスが溜まる
- ただし毎日ではないので、都心にこだわる必要は低い
- 家賃と通勤時間のバランスが取れるエリアを選ぶ
夫がまさにこのパターンで、火・水・木と3日連続で出社しています。連続出社のいいところは、一度リズムに乗ればその週の出社は終わり、という区切りがつきやすいこと。ただ、3日連続となると疲労は蓄積します。木曜の夜には明らかに疲れていますね。なので、あまりに遠いと身体がもたないというのが夫の実感のようです。通勤時間45分くらいまでなら許容範囲、60分を超えると「ちょっとキツいな」というラインだと言っていました。
週2出社の場合
おすすめ:通勤時間60分〜75分圏内も視野に
- 出社日が週2日なら、多少遠くても許容できる
- 家賃の安いエリアを選んで生活コストを下げる戦略も有効
- 在宅勤務の快適さ(広さ・静かさ)を優先するのもあり
私自身は週2出社なので、正直なところ通勤時間にはある程度の余裕を持てると感じています。月曜と木曜だけ頑張れば、あとは家で仕事ができる。しかも月曜と木曜って、間に在宅日が挟まるから、連続出社のしんどさもない。この働き方なら、通勤に60分かかるエリアでも十分やっていけるなと思いました。むしろ、週5日のうち5日を過ごす自宅の環境を良くする方が、トータルの満足度は上がるんじゃないか、と最近は考えるようになってきています。
週1出社の場合
おすすめ:通勤時間にこだわらず、住環境重視
- 月4回程度の出社なら、90分圏内でも現実的
- 郊外の広い物件で在宅環境を充実させる選択も
- 新幹線通勤圏(熱海・軽井沢など)を選ぶ人も
知り合いに週1出社の人がいるのですが、その方は思い切って鎌倉に引っ越したそうです。通勤は片道1時間半近くかかるけど、月に4回なら全然苦にならないとのこと。むしろ、海が近くて、緑が多くて、在宅勤務の合間に散歩するのが最高に気持ちいいと話していました。週1出社になると、もはや「通勤」というより「たまの外出」くらいの感覚になるのかもしれませんね。正直、ちょっとうらやましいです。
4. ハイブリッド勤務で見落としがちなポイント
出社日の「時間帯」も重要
ハイブリッド勤務では、フレックスタイム制を併用していることも多いです。その場合、ラッシュ時間を避けられるかどうかで通勤の体感は大きく変わります。私の会社はコアタイムが11時〜15時なので、朝は10時半くらいに出社すれば大丈夫。そうすると、8時台のピークを避けて電車に乗れるんですよね。座れることも多いし、車内の圧迫感も全然違います。
例えば、10時出社で7時半のラッシュを避けられるなら、通勤時間60分でも座って通勤できる可能性が高まります。同じ60分でも、立ちっぱなしの満員電車と、座ってスマホを見ながらの電車では、疲労度が全く違いますよね。フレックスが使えるなら、物件選びの際に「ラッシュを避けて乗れる路線かどうか」をチェックしておくといいと思います。夫の場合は9時出社が多いので、残念ながらピーク時間帯に被りがち。なので、私よりも通勤時間の短さを重視する傾向があります。
在宅日の「住環境」を軽視しない
週2〜3出社ということは、週4〜5日は自宅で過ごすということです。むしろ在宅日の快適さを重視すべきケースも多いです。私たち夫婦の場合、二人とも在宅の日が週に2日あります。水曜と金曜ですね。この日は二人ともリビングで仕事をすることになるのですが、今の部屋だと正直ちょっと狭い。お互いのWeb会議の声が入ってしまったり、集中したいときに相手の存在が気になったりすることもあります。
そういう意味で、「もう少し広い部屋に住んで、それぞれの作業スペースを確保したい」という夫の主張にも一理あるんですよね。1LDKから2LDKにして、一つの部屋を書斎的に使えたら、在宅勤務の快適さは格段に上がるはず。二人とも在宅の日が多い共働きDINKsにとって、「広さ」は単なる贅沢ではなく、仕事の効率にも関わる実用的な要素だと感じています。
在宅日に重要なポイント
- 仕事に集中できる静かな環境か
- ネット回線は安定しているか
- 気分転換できる周辺施設(カフェ・公園など)があるか
- 作業スペースを確保できる広さがあるか
特にネット回線は要チェックです。以前住んでいた物件で、夜になると回線が極端に遅くなることがあって、夫のWeb会議が途切れ途切れになって大変だったことがあります。光回線が通っているか、実際の通信速度はどうか、内見の際に確認するか、口コミを調べておくと安心です。また、周辺にカフェや公園があると、気分転換に外に出られるのでいいですね。私は午後のちょっとした息抜きに近所の公園を散歩するのが好きで、これがあるかないかで在宅勤務の快適さが変わってくる気がします。
「急な出社」への対応力
ハイブリッド勤務でも、急なミーティングやトラブル対応で予定外の出社が発生することがあります。あまりに遠いと、そうした緊急時に対応しづらくなる点は考慮しておきましょう。先日も、私のチームでシステムトラブルがあって、急遽「今日出社できる人いますか?」という連絡が来ました。その日はたまたま在宅予定だったのですが、幸い今の部屋からオフィスまでは40分くらいなので、すぐに駆けつけることができました。これが90分圏内の郊外だったら、「ちょっと今日は無理です……」と言わざるを得なかったかもしれません。
もちろん、急な出社がどれくらいの頻度で発生するかは、職種や会社によって全然違います。私の場合は年に数回程度なので、そこまで重視しなくてもいいかなとは思いますが、頻繁にある人は「いざというときに対応できる距離感」を意識しておいた方がいいでしょう。特にマネージャー職や顧客対応が多い職種の方は、この点は重要かもしれませんね。
夫婦の出社日が「ずれる」ことの影響
これはDINKs夫婦ならではの悩みかもしれませんが、夫婦で出社日が異なる場合、家事の分担やタイミングが難しくなることがあります。例えば、私が出社の日は朝バタバタしているので、ゴミ出しは夫にお願いすることが多いのですが、夫も出社の日はお互い余裕がない。木曜日は二人とも出社なので、前日の夜にできるだけ準備を終わらせておく必要があります。
また、どちらかが出社でどちらかが在宅の日は、在宅の方が夕食の準備をすることが多くなります。出社した方は帰りが遅くなりがちですし、在宅なら仕事終わりにすぐ料理に取りかかれますからね。こういう生活のリズムも、物件選びに影響してくる要素だと思います。スーパーが近いか、デリバリーが充実しているエリアか、といった点も、共働きハイブリッド夫婦には大事なポイントです。
5. クラベトコ賃貸で「通勤時間」を比較してみよう
ハイブリッド勤務の物件選びでは、候補物件ごとの「実際の通勤時間」を比較することが重要です。私も物件探しの時に痛感したのですが、不動産サイトに書いてある「駅から徒歩○分」「○○駅まで電車で○分」といった情報だけでは、実際の通勤時間がイメージしにくいんですよね。駅から物件までの徒歩時間、電車の乗り換え時間、オフィスから最寄り駅までの徒歩時間……これらを全部足し合わせないと、本当の通勤時間は見えてこない。
クラベトコ賃貸なら、SUUMOやHOME'Sの物件URLを入力するだけで、オフィスまでの通勤時間を自動計算。複数の物件を並べて比較できます。私たち夫婦の場合、お互いのオフィスが違う場所にあるので、「夫のオフィスまでの通勤時間」と「私のオフィスまでの通勤時間」の両方を見ながら物件を検討しました。どちらか一方だけ近くても、もう一方が極端に遠くなってしまったら意味がないですからね。
クラベトコ賃貸でできること
- 物件URLを貼るだけで情報を自動取得
- オフィスまでの通勤時間を自動計算
- 家賃・広さ・築年数も一覧で比較
- 地図上で位置関係を確認
「通勤時間45分のA物件」と「通勤時間65分だけど家賃2万円安いB物件」、どちらが自分に合っているか。実際の数値を見ながら検討できます。私たちの場合、夫のオフィスは渋谷、私のオフィスは品川だったので、その中間くらいのエリアで探していました。最終的には、それぞれの通勤時間と家賃、部屋の広さを一覧で比較して、「トータルで見たときに一番バランスがいい物件」を選ぶことができました。感覚ではなく、数字で比較できるのは本当に助かりますよ。
まとめ:出社頻度に合わせた「最適解」を見つけよう
- 1.週3出社:通勤45〜60分圏内でバランス重視
- 2.週2出社:60〜75分圏内も視野に、家賃節約戦略も有効
- 3.在宅日の快適さも重視(広さ・静かさ・ネット環境)
- 4.通勤時間と家賃のトレードオフを数値で比較する
ハイブリッド勤務時代の物件選びに「正解」はありません。大切なのは、自分の出社頻度と価値観に合った選択をすることです。私たち夫婦の場合、最終的には「立地と広さのバランスを取る」という結論に落ち着きました。都心ど真ん中ではないけれど、お互いの通勤時間が50分程度に収まるエリアで、1LDKより少し広めの部屋を選びました。
「広さより立地」派だった私も、実際に住んでみると「広さ」の恩恵を日々感じています。二人とも在宅の日に、それぞれの作業スペースがあるのは本当に快適。一方で、通勤時間も許容範囲内に収まっているので、出社日のストレスもそこまで大きくない。完璧な物件は存在しないけれど、自分たちにとっての「ちょうどいい」は見つけられるんだなと実感しています。
クラベトコ賃貸を活用して、通勤時間・家賃・住環境を総合的に比較し、あなたにとっての「最適解」を見つけてください。特に共働きで出社日がずれる方は、二人分の通勤時間を見比べながら検討することをおすすめします。一人で探していると見落としがちなポイントも、数字で可視化することで見えてくるはずです。
ハイブリッド勤務の物件選びを効率化
出社頻度に合わせた最適な物件を探すなら、クラベトコ賃貸で通勤時間を比較してみませんか?
複数の候補物件を並べて、家賃と通勤時間のバランスを検討できます。